環境の世紀VII  [HOME] > [講義録] > 7/14 「最終回ディスカッション」(はじめに)

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丸山真人基調講演
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 論点1と学生の質問1
 学生の質問2
 学生の質問3
最終回ディスカッション7月14日
最終回ディスカッション
司会:丸山真人教官紹介
パネリスト:鬼頭秀一講義録教官紹介
後藤則行講義録教官紹介
■ 丸山 :

 今日は、二部構成にしたいと思います。前半をこちらからの問題提起ということで、基調講演になっておりますが、私が一回か二回はやむをえない事情で出られませんでしたが、だいたい流れを把握したつもりでおりますので、私ならこういう風に総括するという一つのたたき台を示します。それで、それに関して、鬼頭先生、後藤先生の方からコメントをいただきまして、後半、みなさんとのディスカッションにしたいと思います。ディスカッションを進めるにあたっては、レジュメに論点1、2が書かれているので、これをめぐってどういう風に考えていけばいいのかを考えていきたいと思います。なるべくディスカッションの時間を多く取りたいと思います。




論点1:環境問題をめぐる価値の多様性
 環境問題は、さまざまな個人の集団の信念・立場・利害に基づく価値関心に取り巻かれています。そこでは「囚人のジレンマ」や「共有地の悲劇」というように個人の主張と全体の利益が対立的に捉えられることも少なくありません。これらのような、人間―人間関係の問題、個―全体関係の問題はどのように調停されるのでしょうか。また、地域からの視点はどのようにかかわるのでしょうか。
論点2:科学と政治・民主主義
 さまざまな価値の多様性をまとめる社会的メカニズムとして科学や民主主義があります。それらの限界はどこにあるのでしょうか。また、経済的価値観に代わって、世代間倫理や環境的正義は社会に受け入れられるのでしょうか。


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