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ベトナム・スタディーツアーを終えて
楽しませることから楽しむことへ 〜10月20日幼稚園訪問〜
言葉 〜Handicapped Children Village を訪ねて〜
ニンソン小学校にやってきた。
幸せなら手をたたこう
Young talents of Vietnam
35分×仲良くなりたい楽しみたいという熱い思い=ひまわり笑顔+大切な宝物
教室へ入ったとき、子どもたちはとても緊張しているように見えた。ぼくたちも緊張してしまう。でも、少しだけさ。大丈夫。さぁ、みんなで楽しもう!
六つの班に分かれてもらう。ごめんね、緊張させちゃって。
折り紙、まずはぼくが折ってみせるから、それに続いて折ってね。
折り紙を折る子ども達の表情は真剣そのもの
そうやって始まった35分。
とっても上手な子もいた。
「それはそうじゃなくてこうやって折るんだよ!」と教えてあげている子もいた。
隣の子に教えているはずが、自分のものにしちゃって折り始める子もいた。
きれいには折れなかった子もいた。
風船、うまく膨らませられない子もいた。
でもでも、そうしてできた「紙」、大切な宝物になってくれた。子どもたちを見ていて、そう思うことができた。
見本として大きな紙で作ったカブトの折り紙。あまりうまく折れなかった子の頭に被せてあげた時、すっごく喜んでくれた。
どうも、ベトナム語で帽子は「ムォッ」と言うらしいぞ。
この学校で先生をしている青年海外協力隊の方が写真をとってくれた。みんなでピース。手のひらや頭の上には紙でできたカブト、あるいは風船!
日本の歌や踊り(?)も披露しました
次は日本の歌の紹介。踊りも考えてきた。SMAPの「世界に一つだけの花」だ。
日本語だから、子どもたちには意味は分からないのだろうだけれど、気持ち、伝わったかな。
お返しに、ベトナムの歌を披露してくれた。ごめんね、歌の意味はわからないんだ。でも、ありがとう。その気持ちがうれしい。
あっという間の35分。
休み時間をはさんで次のクラスへ。
そうして3クラスで授業をし、ぼくらは学校を後にした。
今回訪れたDoi Ngo小学校の外観
結局、交わせた言葉はほんの少し。わずかな挨拶と単語。たとえば「君の名前は?」とか「魚」とか。だけど、ぼくらは一つの時間を共有し、笑い合うことができた。日本での日常生活では見られないような、ひまわりのような、とってもすてきな笑顔だった。子どもたちも、そしてぼくたち自身も。
何を学んだか? そう聞かれたら、答えることはなかなか難しいかもしれない。それでも、ぼくらはたくさんのことを確かに学んだと、そしてきっと子どもたちも何か学んでくれたと、そう強く感じる。
こんな、今もきらめく宝石のような一時を与えてくれた小学校訪問だった。
【文責:三上貴司(15期)】