いよいよ21世紀最初の『環境の世紀』が始まります。この講義は毎年、環境問題を研究する学生サークルの協力によって企画・運営が行われるという、ユニークな講義です。もちろん、正規の授業科目ですから、学期末にはレポートによる成績評価が行われます。しかし、大切なことはただ単位を取得するということではなく、受講生の皆さん一人一人が、講師の先生とともに環境問題を考え、答えを導き出すために必要な手続きを学び取ってほしい、ということです。ただし、答えを出すのは皆さん自身ですから、問題の解決それ自体を授業に期待しても失望するほかないでしょう。ともに考え、ともに悩みながら問題の本質に迫ることにしましょう。
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