所属:
東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻
講義タイトル:
国際環境レジームの有効性について
講義内容要旨
地球環境問題への対応において、国際的な協調および協力は
不可欠である。その実現のためには国際条約や法規制はもとより、より広く規範的
および理念的合意を基礎にした制度(あるいは、レジーム)の構築が必要であろう。
本講義では、国際環境レジームの有効性をテーマに、多様な視点から問題の整理と
将来の展望を試みる。ただし、この分野の研究は未だ始まったばかりであり、確固
たる成果が得られているわけではない。過去の事例でも、見かけは成功でも実質的な
失敗例、妥協的結実ながら一定の有効なレジームの形成例など、さまざまである。
したがって、講義も恐らく模索的なものになると予想される。むしろ、聴講生と双方
向の対話をしながら一緒に考える場とできれば幸いである。
参考文献
特になし
環境問題について
もともとエネルギー経済学が専門ですが、最近のこの分野の
最大関心事は地球温暖化問題であり、それに伴い温暖化対策を中心とするエネルギー
・環境政策の経済評価(特に、モデル分析)を中心とする研究を行っている。学生へ
のメッセージというより私のモットーとしていることであるが、環境問題を考えると
き「温かい心と冷静な思考」をバランスさせること。
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