○●○環境の世紀IX 〜警鐘の時代から実践の時代へ〜 ○●○
メールマガジン 第4号
【次回は山地憲治先生!/里山訪問のお誘い(その2)など】 2002.5.15
< http://www.sanshiro.ne.jp/e-century/ >
問い合わせ先は本メールの末尾に記載されています
――今回の目次―――――――――――――
・前回の講義
・次回の講義
・掲示板情報
・ゼミの内容
・里山訪問のお誘い(その2)
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■■前回の講義■■
<前回(第3回)の講師>
☆リサイクルの是非を科学的に斬る☆
安井至先生(東京大学生産技術研究所教授)
<講義題目>
「『循環』は地球を救うか?」
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循環型社会が行政的な目標として与えられている。それに伴い、リサイクルと名が
付く法律がいくつもできた。その基本となる法律は循環型社会基本法である。その
なかでReduce、Reuse、Recycleの順に優先されなければならないとある。日本もだ
んだんとこうなってきた。しかし、まだRecycleが主力な方法で、さらにRecycleす
ることでより環境負荷を高めているものもある。100年後、200年後の未来世代のこ
とも考え、科学的な考察をし、何をしていかなければならないのか、それが我々に
与えられた課題である。
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詳しくは:
http://www.sanshiro.ne.jp/e-century/frame.htm?../activity/02/k01/schedule/5_10a.htm
安井先生のHPは:
http://plaza13.mbn.or.jp/~yasui_it/
安井先生のHPで、講義で出てきたリコーの社長の話や、ゼミで出てきた
フェアトレード・ローカルプロデュースの話があるページは:
http://plaza13.mbn.or.jp/~yasui_it/Week020501.htm
■■次回の講義(5/17)■■
<次回(第4回)の講師>
☆21世紀のエネルギー政策を問う☆
山地憲治先生(東京大学新領域創成科学研究科)
<講義題目>
「地球環境とエネルギー:地球環境問題を中心にして21世紀のエネルギーのあり方を考える」
<講義イントロダクション>
地球温暖化問題は大変な難問である。
この問題を解決するには省エネ、新エネ、原子力全ての手段を使わないと解決はできない。
講義では、今後のエネルギーのありかたを考える。
<講義までに考えてきてほしいこと>
地球温暖化防止のために私たちに何ができるのか、何をしなければならないのか?
地球温暖化対策におけるトレードオフとしてどのようなものが考えられるか?
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詳しい紹介は:
http://www.sanshiro.ne.jp/e-century/frame.htm?../activity/02/k01/professor/5_17.htm
山地先生のHPは:
http://yukikura.t.u-tokyo.ac.jp/yamaji/yamaji.html
■■掲示板情報■■
掲示板では、現在こんな議論が行われています!
お気軽にご参加ください。
また、掲示板には、授業後に皆さんに書いていただいた
感想票からの抜粋も掲載しております。(もちろん匿名です。)
あなたの声が掲載されている可能性もあるので、要注目です!
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○今まで"Recycle"自体に疑問を投げかけたことはなかった。しかし、冷静に定量的
に考えてみると、環境負荷が逆に大きくなる場合があるということに驚きを覚えた。
私は文系であり、環境問題をつい観念的に、あるいは社会的に考えてしまいがちだが、
先生は理系の立場から環境問題を現実的に、科学的に考えられており、その視点は私
にとって新鮮だった。すでに「提言」だけでなく「実践」の時代に入っているのだと
実感した。"Recycleだけの社会から、Reduce、Reuse、Recycle社会へ"これからの課題
である(文III・1年)
〇リサイクルはいつでも環境のために良いことだと考えていたが、実際にはむしろ環境
負荷が大きくなってしまう場合もあることが分かり、環境問題の複雑さを改めて感じた。
「〇〇は良い」とか「××は悪い」とかいった単純な考え方は危険であることがわかっ
た。(理II・1年)
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続きは掲示板で:
http://www.sanshiro.ne.jp/bbs/frame.htm?c-board/c-board.cgi?id=e_century
■■ゼミの内容■■
今回のゼミでは6つのグループに分かれ、安井先生から提示していただいた
「ローカルプロデュース」「フェアトレード」
「廃棄物税」「ライフスタイルの変更」
というテーマの中からテーマを選択し、ディスカッションを行いました。
ゼミでは、各界で活躍なさっている先生と身近に接することができます。
貴重な機会ですので、ぜひ積極的にご参加ください!
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テーマ:廃棄物税
・なぜ日本の政治家は、廃棄物税を導入できないか?
→企業献金をもらっているなど、企業と癒着しているから。
導入したことで選挙に負けることを恐れている。
・市民ならマスコミを使えば動かせるのでは?
・責任を企業に課すのか、市民に課すのか。
→企業に課すが、商品の値段に反映されるから市民が払うことに。
・LCAをするならどういう指標でするかが、税の導入で問題となる。
データの客観性をどうするか。
・消費者はきちんと分別するか
→捨てる段階で、ゴミの量に税金を掛ければよいのでは?
→不法投棄が増えるのでは?
・分別のしやすさも値段に反映されるようにすればよい。
・税金をリユースの支援に回すとよい。循環型社会構築のために。
・市民同士によるチェック機能でゴミを管理(水俣市のように)
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詳しくは:
http://www.sanshiro.ne.jp/e-century/frame.htm?../activity/02/k01/schedule/5_10b.htm
(他のグループ、安井先生のコメントが掲載されています)
■■里山訪問のお誘い(その2)■■
昔から、利用されることで、その自然が保全されてきた里山。
そこには、人の生活を支える豊かな生態系が残されています。
鷲谷先生の講義でも、鬼頭先生の講義でも話題になったこの「里山」、
実際に訪れて、五感で感じてみませんか?
どなたでも参加できますので、お気軽にお申し込みください。
(人数が多すぎる場合は抽選になるかもしれませんが、
基本的には大丈夫だと思います)
行き先:横沢入り(東京都あきる野市)、
JR線武蔵増戸駅(吉祥寺から立川、拝島方面です)から徒歩
※横沢入りは東京都最後の里山と言われている所です。
オオタカを始め、実に様々な生き物が生活しています。
東京都にもこのような場所があるのかとびっくりすると思います。
日時:5月19日(日)
当日の予定:里山を実際に歩いてみて、保全活動をしている
NGOの方にもお話を伺う予定です。
参加方法:参加したい、詳細が知りたいという人は
g130041@mail.ecc.u-tokyo.ac.jp まで
テーマ講義里山訪問希望の旨を明記してメールをください。
折り返し詳細を返信いたします。
____________________次号予告
次回発行は、5月22日を予定しています。
内容は
☆第4回講義の復習
☆第4回ゼミの内容
☆第5回講義の予告
☆掲示板上の議論抜粋
☆里山訪問報告
です。おたのしみに!
____________________インフォメーション
【編集・発行】 環境三四郎
〜環境三四郎は、本講義の企画・運営に協力しているサークルです〜
【環境の世紀】 http://www.sanshiro.ne.jp/e-century/
【メールマガジンバックナンバーはこちら】
http://www.sanshiro.ne.jp/e-century/frame.htm?../activity/02/k01/info/backnumber.htm
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【配信中止】http://www.sanshiro.ne.jp/activity/02/k01/info/magazine.htm
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と本文に書いたメールを送信してください。
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