○●○環境の世紀IX 〜警鐘の時代から実践の時代へ〜 ○●○
メールマガジン 第3号
【次回講義は安井至先生!/里山訪問のお誘いなど】 2002.5.8
< http://www.sanshiro.ne.jp/e-century/ >
問い合わせ先は本メールの末尾に記載されています
――今回の目次―――――――――――――
・講義録速報
・次回の講義
・掲示板情報
・里山訪問のお誘い
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■■講義録速報■■
第2回鬼頭先生の講義録がアップされました!
URLはこちらです:
http://www.sanshiro.ne.jp/e-century/frame.htm?../activity/02/k01/schedule/4_26a.htm
アップが遅れて申し訳ありませんでした。
■■次回の講義■■
<次回(第2回)の講師>
☆リサイクルの是非を科学的に斬る☆
安井至先生(東京大学生産技術研究所教授)
<講義題目>
計量的環境科学のすすめ〜リサイクルは環境によいか〜
<講義へのイントロダクション>
2000年に、循環型社会基本法ができた。
この名前だけを見れば、循環を行うことによって、
環境適合性の高い社会ができるように思えるが、
その実情は、Reduceを最上位において、Reuseを進め、
どうしても仕方のないときに、Recycleを行うということが、趣旨であ
る。
ところが、現実的には、まだまだRecycleが主力な手法になっている。
そもそも循環とは何なのか。循環をさせることが本当に可能なのか
これは、熱力学的な考察から開始せざるを得ない事象である。
循環の敵は、エントロピーの発生である。
循環に伴うエントロピーの発生とは何か。
できるだけ、発生量を抑えた循環を行うには、
具体的にどのようにしたらよいのか。
世の中一般では、このような科学的な考察が行われることもなく、
リサイクルの可否をコストが掛かるかどうか、
経済システムとして成立するかどうか、といった判断基準で行われている。
そのために、「リサイクルしてはいけない」といった本が出版され、
結構売れたりする。
環境科学が目指すべき道は、実は多様に存在するが、
その一つの道として、定量的な記述をを行い、
環境負荷の増減を定量的に議論できる方法を開発することがあるだろう。
本講義は、リサイクルを題材として、
どのようなことが定量的に議論できるかを探る。
<講義までに考えてきてほしいこと>
リサイクルが必ず環境負荷を下げる訳ではない。
しかし、多くの場合、リサイクルをすることが正しいと思う。
その理由は何か?
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詳しい紹介は:
http://www.sanshiro.ne.jp/e-century/frame.htm?../activity/02/k01/professor/5_10.htm
安井先生のHPは:
http://plaza13.mbn.or.jp/~yasui_it/
リサイクルに関する文献には、違う立場から書かれたものとして
このようなものもあります。
一時、話題を博した芝浦工業大学武田先生の著書
「リサイクルしてはいけない」の紹介は:
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/reviews/-/books/4413017838/ref=
ed_er_dp_1_1/250-1155569-2337811
■■掲示板情報■■
掲示板では、現在こんな議論が行われています!
お気軽にご参加ください。
掲示板には、授業後に皆さんに書いていただいた
感想票からの抜粋も掲載しております。
あなたの声が掲載されている可能性もあるので、要注目です!
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○受講生から移入種問題メーリングリストの紹介がありました
移入種問題メーリングリスト
http://www.asahi-net.or.jp/~zb4h-kskr/alien-s.htm
大学教授から議員秘書まで総勢400名の
方々が移入種問題について議論したり
行動を起こしたりしています。
ぜひ参加してみてください。
○感想票に、鬼頭先生からのお返事が!
>・多元主義的決定を行うと、
>ローカルグループ同士の意見の対立(国家レベルでは武力衝突?)が
>起こって大変なことになるのではないのかと思う。
>(例えばアメリカが京都議定書には批准しないといったような状況)
>(理2・1年)
→大変重要な問題の指摘です。
今回の講義では、多元主義に対して
より上位の普遍性をいかに導入するかという点に関して、
詳しいお話ができませんでした。
多元主義だけでは、仰る問題を解決することができません、、、
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続きは掲示板で:
http://www.sanshiro.ne.jp/bbs/frame.htm?c-board/c-board.cgi?id=e_century
■■里山訪問のお誘い■■
昔から、利用されることで、その自然が保全されてきた里山。
そこには、人の生活を支える豊かな生態系が残されています。
鷲谷先生の講義でも、鬼頭先生の講義でも話題になったこの「里山」、
実際に訪れて、五感で感じてみませんか?
どなたでも参加できますので、お気軽にお申し込みください。
行き先:横沢入(東京都あきる野市)、JR線武蔵増戸駅から徒歩
日時:5月18 or 19日(日)
当日の予定:里山を実際に歩いてみて、保全活動をしている
NGOの方にもお話を伺う予定です。
参加方法:時間など詳細は後日メルマガまたは掲示板上で連絡します
____________________次号予告
次回発行は、5月15日(水)を予定しています。
内容は
☆第3回講義の復習
☆第3回ゼミの内容
☆第4回講義の予告
☆掲示板上の議論抜粋
です。おたのしみに!
____________________インフォメーション
【編集・発行】 環境三四郎
〜環境三四郎は、本講義の企画・運営に協力しているサークルです〜
【環境の世紀】 http://www.sanshiro.ne.jp/e-century/
【メールマガジンバックナンバーはこちら】
http://www.sanshiro.ne.jp/e-century/frame.htm?../activity/02/k01/info/backnumber.htm
【ご意見・お問い合わせ】 info [at] sanshiro [dot] ne [dot] jp
【配信中止】
http://www.sanshiro.ne.jp/activity/02/k01/info/magazine.htm
【アドレス変更】
古いアドレスから、 e-century9-ctl@sanshiro.ne.jp 宛に
chaddr (古いメールアドレス) (新しいメールアドレス)
と本文に書いたメールを送信してください。
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