キャンパスエコロジー活動

関連ページ

→環境週間2003活動報告書PDF(PDF:6171KB)

→環境週間2003公式ホームページ

→2003年度新歓期におけるビラ対策報告書PDF(PDF:288KB)

→2002年度キャンパスエコロジー活動

→2001年度キャンパスエコロジー活動

活動紹介

 キャンパスエコロジー活動、通称きゃんえこは、三四郎創世期に産声を上げて以来10年間、規模や発想を様々に変化させながらも三四郎にとって大きな柱となってきた活動である。きゃんえこ活動から分化していったプロジェクトも多い。今回は、2003年のきゃんえこ責任者を務める桐生朋文さん(10期:教養学部理科U類)へのインタビューを通して、桐生さんのきゃんえこへの想いを聞き、1年間のきゃんえこ活動を振り返る。【記事:竹内文乃(8期)】

 桐生さんは、入学以来きゃんえこ活動をはじめ、テーマ講義や水プロジェクト、ISOPなど三四郎の活動に数多く関わってきた。そして、2002年の12月からきゃんえこの責任者としてビラ回収やKEEP、環境週間の企画・準備・実施を精力的に行ってきた。今回は特に、初の試みであった「環境週間2003」に焦点を絞って話を聞いた。

環境週間2003の概要

環境週間

 環境週間2003は、環境三四郎の主催で2003年6月16〜20日の平日1週間、「日常生活へのフィードバック」「楽しく全員参加」をテーマに駒場キャンパスで開催された、一連の企画からなるイベントである。詳しくは活動報告書をご覧になられたい。

 もっと身近に、もっと楽しく誰もが環境を考える「雰囲気」をキャンパスの中に作り出すきっかけにしたい、環境週間を通じて少しでも環境問題に興味を持ってもらい、その気持ちを普段の生活の中でも忘れずにいてほしい、という想いが環境三四郎初の試みにつながった。

 具体的に実施した企画は、「古着の回収・無料配布キャンペーン」「書籍部での環境本コーナー」「購買部での環境グッズコーナー」「NOレジ袋キャンペーン」「自転車発電体験コーナー」「化学部による環境実験体験(燃料電池)」「落ち葉の堆肥化実験公開」「構内一斉清掃(5月29日)」「広報誌『eco-week』の発行」「エコブース(落ち葉の堆肥化や弁当箱&割り箸リサイクルの展示・説明)」「アンケートの実施」と盛りだくさんであった。

 もちろん、それぞれの企画に特色や工夫、苦労話や嬉しい話が潜んでいる。広報面でも、学内向けの広報だけでなく他大学と共同してホームページも開設した。それらを引っ張ってきた桐生さんの苦労は推して知るべし、である。

環境本コーナー  企画のひとつを取り上げよう。「書籍部での環境本コーナー」は生協書籍部の非常に協力的な姿勢のもと、書籍部の一角のスペースを一週間使わせていただけることになった。そのスペースにどれだけの本が置けるのか、採寸からはじまって、「テーマ講義『環境の世紀X』」の出講教官のおすすめ本や三四郎メンバーのおすすめ本を選定し、書籍部との打ち合わせを行って書評とともに並べてもらった。

 他の其々の企画一つ一つにも、実現までには膨大なステップを踏んだという。 環境週間環境週間

環境週間をやろうという案はいつ頃から?
――2002年の10月に、慶應義塾大学で行われていたものを導入しよう、という発想で発案されました。当時は、何かデカイことをやってやろうという思いがありましたね。――

 他大学とのつながり、生協の方々とのつながり、生協学生委員会(通称C学)とのつながり、他団体の学生とのつながり、先生方とのつながり、大学事務とのつながり。。。三四郎が10年間で築きあげてきたつながり、そして桐生さんが新しくつなげた人の輪を結集した成果がこの環境週間であったといえる。

 一方で、一つ一つの企画には反省が尽きない。広報面などで後一押しが足りなかったという後悔もある。人に聞かれれば、責任者としてプロジェクトの理念や意義をひととおり語ることはできる、しかし、自分自身が本当に意義を見出せているのか、納得できるのか、プロジェクトを運営しながら悩む日々であったという。

 そんな中、うれしかったこと、支えられたことは、自分についてきてくれる仲間・後輩の存在、そして周囲の人たちとの絆であった。きゃんえこ活動を通じて自分で悩みながらプロジェクトを率いてみて初めてわかる視野が開けてきたという桐生さんはひと回りふた回りも成長したように見える。

 今年も1年生への引継ぎの時期を迎え、来年のきゃんえこについて尋ねてみると、桐生さんは1年生に今年のノウハウを積極的に伝えることはしないつもりだという。1年目を開拓期と位置づけ、ノウハウを蓄積しながら進めていくプロジェクトが多い中にあって、桐生さんは、今の1年生に自分と同じ体験をして欲しいと話してくれた。もちろんアドバイスを求められれば応えるつもりだが、積極的には口を出さない、自分で体験して始めて考える力がつき、見えてくるものがあるから、、、と話してくれる桐生さんからは、真剣に1年生のことを考え、きゃんえこのことを考えている様子がうかがえた。

 今後もきゃんえこからは目が離せない。

新歓期における紙対策

 もはや新歓期における大量のビラは一種の風物詩となっている。そのような現状を当たり前にしないためにも、今年度もきゃんえこでは新歓期の紙対策を行った。
 意識調査やビラ回収などの取り組みを行ったが、その中で各サークルのビラに対する思いやこれからの課題も見えてきた。
 詳しい活動内容や結果報告は報告書をご覧になられたい。

生協との協力

 これまでにも両面印刷推進やエコグッズ販売など生協との連携は強かったが、2002年度には傘袋の要らない傘の雫取り機「しずくり〜ん」も導入。正しい使い方を知ってもらうと共に、より親しみを持って使ってもらうため今年度に入ってから写真のようなポスターも添付。雨の日、「しずくり〜ん」が生協入り口の風物詩になる事を願う。 しずくり〜ん


関連ページ

→環境週間2003活動報告書PDF(PDF:6171KB)

→環境週間2003公式ホームページ2003年6月16日〜20日に駒場キャンパスで行われる、「環境週間」についてのサイトです。

→2003年度新歓期におけるビラ対策報告書PDF(PDF:288KB)

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→2001年度キャンパスエコロジー活動

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