環境の世紀IX  [HOME] > [教官紹介] > 林 衛

HOME
講義録
教官紹介
過去の講義録
掲示板
当サイトについて


林 衛


氏名

林 衛 (はやし まもる)

所属

ユニバーサルデザイン総合研究所主席研究員・科学技術広報担当

講義内容のイントロダクション

 大地震は地下で地震波が発生する自然現象で、その結果地上に社会現象としての大震災が発生する。このような問題に対しては、自然に対するアプローチと社会に対するアプローチの二つが考えられる。これと同じように、現在問題になっている環境問題は、自然そのものの問題というよりも社会的な問題ではないだろうか。自然になかで自然と関わっておこなわれる人間活動の矛盾が人間社会に大きなインパクトをもたらすくらいに拡大してしまったものが、環境問題なのではないか。 このような問題の解決に科学ジャーナリズムはどのような貢献ができるのだろうか。科学ジャーナリズムは科学の成果をわかりやすく伝えるだけでよいのだろうか。科学ジャーナリズムの現状を簡単にレビューした上で、環境問題の本質に迫るための道筋を考える。


参考文献

『リスクとつきあう―危険な時代のコミュニケーション』吉川肇子(有斐閣選書)
『リスクセンス―身の回りの危険にどう対処するか』ジョン・F・ロス(集英社新書)
【科学ジャーナリズムについては】
『科学事件』柴田鉄治(岩波新書)
【地震については】
『阪神・淡路大震災の教訓』石橋克彦(岩波ブックレット)
「地震学を社会に生かすための条件」『科学』2000年1月号VOL.70、科学編集部(文責:林 衛)
【環境と防災(楽災?)を結びつけた地域づくりについては】
『早稲田発 ゴミが商店街(まち)を元気にした』藤村望洋(商業界)
『スーパーおやじの痛快まちづくり』安井潤一郎(講談社)


講義までに考えてきてほしいこと

 あなたが、科学ジャーナリスト(活躍の場は、新聞、雑誌、テレビ、インターネッ ト、書籍など)として、環境問題などに取り組もうとした場合、何をめざして、何を 大切にしますか。


go top