丸山 真人 (まるやま まこと)
東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻
『「循環型社会」を問う』エントロピー学会編(藤原書店・2001年)
環境問題について現在発言をしている人が、5年前、10年前、20年前にはどんなことを言っていたのか調べてみよう。それぞれの論者の基本的立場がどのように貫かれ、またどのように変化していったのかを検証してみるとよい。自分の頭で考えている人と単に流行を追いかけているだけの人をきちんと区別することが重要だ。(これは何も環境問題だけに限った話ではないが。)
学問は教科書に書かれている事がすべてではなく、対話と討論を通して常に新しく生み出されていくものである。