03年12月20日〜21日の二日間、国立オリンピック記念青少年総合センターにおいて「第1回全国大学生環境活動コンテスト」が行なわれた。全国初となるこの試みに、環境三四郎からは「キャンパスエコロジー活動」と「テーマ講義」の2つのプロジェクトがエントリーした。〔記者:桐生朋文(10期)〕 企画概要日本中の学生団体が実践する環境活動の発表を行ない、それに対して多様な選考委員が参加者と共に議論を行って優れた取り組みを表彰するといった企画だ。選考委員は慶應義塾大学の細田衛士先生ほか企業や行政の方など約30名で構成された。 開催の切欠は東京電力が学生の環境活動に何らかの形で協力したいと呼びかけたことだった。その後エコ・リーグなどの協力によって半年以上にわたって準備が進められ、このような形での開催に至ったのだ。コンテストという名前ではあるが、一番の目的は参加者同士の交流や活動の意見交換である。そのため一日目の夜には盛大な交流会が行なわれるなど、終始賑やかな雰囲気でコンテストは進行した。 当日の様子(1日目)12月20日午後、環境三四郎の総会と並行してコンテストが開始された。 エントリーした活動は全国から実に68事例。これらが5グループに分かれてが先ずは一次選考が行なわれた。 各グループから2事例、これに一日目夜での復活選考4事例を加えた計14事例が二日目の最終選考に臨む。 5分間という短い発表時間の中で各団体とも趣向を凝らした発表を行なっていた。派手なパワーポイントや実演だけでなく、寸劇などを行なう団体もあった。僕ら環境三四郎は…、はっきり言ってキャンパスエコロジー活動の方は完全に準備不足で拙い発表を行なってしまった。 そして結果発表。残念ながらテーマ講義は最終選考に進む事は出来なかった。だがせっかく機会、悔いの残らないようにしたいと思い10期数名は総会後の懇親会もほどほどにコンテスト会場に戻る。その後の打ち合わせは宿泊部屋で深夜まで続いた。この夜、疲れていたが何故か10期の間に笑顔は絶えなかった。 当日の様子(2日目)一次選考とはうって変わって大会議室の巨大スクリーンを使って全員の前での発表となった。しかも環境三四郎は発表一番手。さすがに少し緊張したが直前までの入念な準備のかいあって満足のいくプレゼンテーションが行なえた。発表後は質疑応答の他、代表者同士が前に出ての公開ディスカッションといったことも行なわれた。自分達の活動をこんな風に主張する機会なんて初めての事だった。歯痒さも感じたが、自分達の活動の相対性を確認する非常に良い機会となった。 白熱した討議の結果、細田先生のご推薦もあってキャンパスエコロジー活動は見事特別賞を頂く事が出来た。 環境三四郎の素晴らしさや学生の環境活動の可能性の大きさを改めて実感した二日間だった。すでに第2回の準備は始まっているので今年度も是非参加する事をお奨めする。応援して下さった先輩方や、ずっと一緒に頑張ってくれた10期のみんなに本当に感謝! |