エコプロダクツの趣旨およびその目的わたしたちひとり一人が生活をするのにどれだけの資源が必要か。それを考えたとき、現在の地球はすでに限界を超えている。今、ライフスタイルをもう一度デザインしなおす必要があるのではないか。 これを前提に、「物の『作り方』、『使い方』を変えることが、豊かな未来への架け橋となる。」とし、「エコプロダクツ2003」で、自分たちの「エコスタイル」を見つけてほしい。このような目的で、エコプロダクツ2003は開催された。〔記者:神部康聡(10期)〕 会場の様子東京ビックサイトがエコプロダクツの会場となっていたため、その会場は一方の端から他方の端が見えないくらいであった(ブースがあるためかも)。 さらに、出展者は各ブースに分かれて出展、出展者は500近くもあった。 ブースは企業、NPO・NGO、政府関係、大学環境機関、などのテーマごとに分けられており、見物者にとって分かりやすく、また、出展者にとってもすぐ近くの他団体から様々なことを学べるようになっていた。 入場者は、家族連れで来た方から、企業等の関係者、さらに、制服姿の学生の団体も見かけた。 三四郎の展示環境三四郎は、エコ・リーグ、上智大学ANGLEs、慶応大学E.C.O.、およびYouth Water Japanとの共同のブースで、その活動内容、特に、テーマと水プロジェクトについて展示を行った。 テーマについては、環境の世紀]を中心に、環境の世紀が描いてきた軌跡をまとめたパネル展示と、「環境の世紀」講義録集の展示・配布を行った。 水プロジェクトについては、12月9日に提出した一二郎池ビオトープ化プロジェクトの企画書をもとに、ビオトープとは何か、ビオトープ化の提言した経緯、どのような形のビオトープにするか、といった内容を、一二郎池ビオトープの想像図とともにパネル展示した。 三四郎の展示を見てくださった方は、テーマや水プロジェクトについてさまざまな感想を持ち、中には、自分たちの団体でも講演会を行っており、環境の世紀について大変興味を持った。という方もいらっしゃった。 神戸が見たエコプロダクツ2003まず感じたことは、今環境問題がトレンドとなっているだけあって、さまざまな団体・企業が環境に興味を持っているということと、環境問題に対してさまざまな取り組み方があり、実際に実践しているということでした。 僕が最も興味を持ったものは、三四郎のブースの向かいにあった高校生の展示でした。高校生が環境について興味を持ち、それについて自分たちで調べ、さらに、発表を行っていることを見て、自分が高校生だった頃を思い出し、発表の場が与えられていることを素直にうらやましく思いました。 エコプロダクツ2003を見学して、環境問題は多種多様な問題が複雑に絡み合っていることを改めて印象付けられ、そのため様々な環境問題の切り口があることを教えられた。 大きなことではない、自分にできる環境対策はなんだろうか、改めてそれを考えてみようと思わされたエコプロダクツだった。 |