1 |
農道や高速道路が整備されて、農作物が容易に大消費地へ運搬されること。 |
|
山形なら米やさくらんぼなど、商品用の作物が安価に迅速に運搬できることは、農家の収入面での「豊かさ」にとって重要なことである。日本ではもはや当たり前のことになって忘れがちであるが。
|
2 |
過疎化が進んでいること。 |
|
若者は都市へ出て行く。厳しくて収入の不安定な農業を避ける。また、親もそれを望み教育投資を怠らない。過疎化に悩む農村は地域通貨やトラストを通じて地域の活性化を模索する。ある方が「新庄を心の豊かさの発信地にする」と意気込んでいたのが印象的だった。
|
3 |
作物を育てる喜びには、日本も中国も違いがないこと。
|
|
大地の恵みを祈願し、そして感謝し、人々は酒を交わし唄い踊り、神々と時間を共有した。人類がその長い歴史の中で絶やすことのなかった営みである。もっとも日本では、「伝統芸能」として保存すべきものになりつつあるようだが。 |